壊れたカデンとそのシ
家に帰ると配偶者であるでぐぅ嫁が不機嫌だった。
こういう時に何か声をかけると大変なことになるので、少し水を飲み様子を見ることにした。
どうやら洗濯機が壊れたらしい。
以下はでぐぅ嫁の話。
最近良く不明なエラーが洗濯機から出ていたが、とうとう不明な故障へと進化したようで、謎のエラー番号を出すのみになってしまったようだ。しかも下手に一度動いてしまったのが、不幸のもとで洗濯物をその体の中へ抱えたまま、開かなくなてしまった様子。珍しく説明書を読みながら格闘してたらしい。
それでも洗濯物は救出できなかった。
それで不機嫌だったようだ。
どうやら僕が洗濯物を救出しなくてはならないようだ。このままでは「修理か買い換えか」という高度な命題を真剣に悩むでぐぅ嫁のイライラに当たってしまう。
それだけは避けなければならない。
何回か操作して開けようとしたが「無理なもんは無理」と不明なエラー番号を表示しやがったので、無理やりこじ開けてやった。
ざまあみろ。
「開いたよー」とでぐぅ嫁に声をかけ、彼女が洗濯物を片付けながら「洗えていないこと」に怒り気味にぶつくさ言ってるのを見ながら考えた。
「ここで修理と買い替えを間違いなく選ばないといけない」
かつて僕は煙を吹いた電子レンジを無料で修理してもらって怒られたことがあった。
彼女いわく
「折角新しいのを買おうと娘と選んでいたのに」
褒められると思っていた僕はかなり面食らったのだ。それ以降「(白色)家電の修理か買い替えか」は家庭内の重要な問題となった。
我が家は家電の故障が続いていた。
①電子レンジの電源コードが焼け焦げショートした。(今年1月の出来事)
②炊飯器がお亡くなりになった。(今年2月頃の出来事)
全て買い換えになった。
まあ、どれも6年ほど使っていたからという理由でもあるが。
しかしでぐぅ嫁と娘はゴキゲンであった。
iPadAir2(多分秋に出るだろうと思わるる)が遠ざかっていくのを汚れちまった哀しみを胸に思っていた。
僕の耳に聞こえるのはでぐぅ嫁が語るサンヨーの悪さとドラム式洗濯機の優秀さと縦型洗濯機がいかに悪いかということとであった。
そういえばでぐぅ嫁は「名探偵コナン」と「金田一少年の事件簿」「あさパラ」を割に毎回見ているよなあ。(ちなみにそのそれぞれが僕にとってはそんなにである)
なんてことを考えながら聞いているとどうやらrドラム式がいいという結論になったらしい。
「日立って評判いいんだよ、家電しか作ってないからいいんだって」
(いや日立ってプラント作ってるし昔はPCも作っていたと思うが)
「三洋はどこもダメだって言っている」
(あんた、三洋の携帯とかもってたやろ)
で結論。
帰ってくると洗濯機は買いかえられた。
縦型のシャープ製に。
なんでやねんwwwww