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兎ノ森とツクラレシ花 Usagino-Mori’s Diary

小企業勤めの小市民のちみっちいココロとノウで書いてみます(仮)

クマラスワミ報告書反論文書という名の黒歴史文書②

前回の続きです。第3章3からでした。

日本政府とばしております。

3.第2に、本件付属文書は、本来依拠するべき資料を無批判に採用している点においても不当である。

(1)例えば、特別報告者は、従軍慰安婦の募集の為slave raidを行った

  とする吉田清治氏の著書を引用している。(パラ29)

  しかし、同人の告白する事実については、これを実証的に否定する

  研究もあるなど(秦郁彦教授「昭和史の謎を追う(上)p334、

  1993)、歴史研究者の間でもその信憑性については疑問が呈せら

  れている(パラ40)。特別報告者が何ら慎重な吟味を行うことなく

  吉田氏の「証言」を引用しているのは、軽率のそしりを免れない。

まあちょっと落ち着いたらどうだろう、黒歴史文書作成者さん。

まあ日本政府のしても秦郁彦氏の研究を絶対視していないようで、というか自信がないのか吉田証言については「これを実証的に否定する研究ある」と反論しています。

そうか「否定する研究ある」のか。

じゃあ併記した方がいいじゃなかろうか。

だからこそ(パラ40)においてのクマラスワミ氏は「慎重な吟味」の一環として吉田清治氏の著書についての秦郁彦氏の反論を紹介したのではなかろうか。

40.特別報告者は東京の歴史家、千葉大学秦郁彦博士が「慰安婦」問題にかんする幾つかの研究、とくに済州島での「慰安婦」の状況について書いた吉田清治の著書に反論したことを指摘しておく。博士の説明では、彼は1991~92年に大韓民国済州島を史料収集のため訪れたが、「慰安婦犯罪」の主犯は実際には朝鮮人区長、売春宿の持ち主及び少女自身の親たちでさえあった。教授の主張では親たちは娘の徴集の目的を知っていたというのである。議論の裏付けとして秦博士は、1937年から1945年にかけての慰安宿のための朝鮮人女性徴集システムの二つのひな型を示した。どちらのモデルも朝鮮人の親たち、朝鮮人村長および朝鮮人ブローカーたち、すなわち民間人たちが日本軍のために性奴隷として働く女性たちの徴集に協力し、役割を果たしたことを知っていたことを明らかにしている。秦博士はまた大部分の「慰安婦」は日本陸軍と契約を結んでおり、月あたり兵隊の平均(15~20円)の110倍(1000~2000円)もの収入を得ていたと信じている。

黒歴史反論文書が「軽率すぎて」もうどうしたらいいのか(笑)

そしてここからがすでにクマラスワミ報告書を怒りのあまり「慎重な吟味」どころか己を見失っている姿が見える。

(2)また、特別報告者が、恐らく旧日本軍の残虐性を意図的に誇張

   するために第4章「証言」の中心に据えたのであろう。

   北朝鮮在住の女性の「証言」は、特別報告者が直接聴取していな

   い「伝聞証言」である。これらの「証言」は、人権センターの

   職員により聴取されたとのことであるが、疑問点があれば

   特別報告者自ら問い質して確認するなどの努力もなしに、いかに

   供述の真実性を確認することができたのか、全く不明である。

ええっと、まあとりあえず

もちつけ。

落ち着いた上で、まずはクマラスワミ報告書の(パラ53)を読もう。

53.特別報告者は、この報告の紙数が限られているため、三国すべてで聞いた16の証言の僅かしか要約できなかった。しかし特別報告者は、全ての陳述についてそれらを聞くことができたことの重要性を強調しておく。そのことによって当時一般的であった状況のイメージを作り上げる事が可能となったからである。以下の証言は軍事的性奴隷の現象のさまざまな側面を例示するために選ばれたもので、そうした軍事的性奴隷制が日本帝国陸軍の指導者たちにより、またその認知のうえで、組織的かつ強制的に実施されたことを特別報告者に信じるに至らしめたものである。 

日本政府の主張する第4章の証言は「以下の証言は軍事的性奴隷の現象の様々な側面を例示するために選ばれた」のである。

「恐らく旧日本軍の残虐性を意図的に誇張するため」ではない。

そもそもクマラスワミ氏は(パラ6)において「戦時、軍によって、また軍のために、性的サービスを与えることを強制された女性の事件を軍事的性奴隷制の慣行ととらえている」上に、それが今日的な問題として検討されていることは「クマラスワミ報告書」をきちんと読めば分かる。

だからこそ

(パラ45)においてクマラスワミ氏が

45.第二次世界大戦中のアジア地域における軍事的性奴隷の問題にかんして、特別報告者は政府および非政府組織の情報源から豊富な情報と資料を受け取った。そこには被害女性たちの証言記録がふくまれていたが、それらは調査団の出発前に注意深く検討された。本問題についての調査団の主要な目的は、特別報告者がすでに得ている情報を確かめ、全ての関係者と会い、さらにそのような完全な情報に基づいて国内的、地域的、国際的レベルにおける女性にたいする暴力の現状、その理由と結果の改善にかんして結論と勧告とを提出することにあった。その勧告は、訪問先の国において直面する状況を特定したものになるかもしれず、あるいはグローバルなレベルで女性にたいする暴力の克服を目指すもっと一般的な性格のものになるかもしれない。

 と考え報告書で述べたのではないか。

その上でクマラスワミ氏が重要視したのが(パラ51)であろう。

51.この報告の目的は、本件解決のために将来の行動方針を促進するため、本件の関係者、すなわち朝鮮民主主義人民共和国大韓民国及び日本政府の全ての意見を正確かつ客観的に反映させることにある。しかしさらに重要であるのは、この報告の意図が、暴力の被害をうけた女性たちの声に人々が耳を傾けるようにすることである。女性たちは特別報告者が会うことのできた人たちであるが、フィリピン、インドネシア、中国、台湾(中国の省)、マレイシアおよびオランダにおける他の全ての元「慰安婦」に代わって発言したのである。これらの証言は、自らの尊厳の回復と、50年前に彼女たちの人身にたいして犯された残虐行為を認めることを現在要求している生存女性被害者の声なのである。

 なお日本政府は

北朝鮮在住の女性の「証言」は、特別報告者が直接聴取していない「伝聞証言」である。これらの「証言」は、人権センターの職員により聴取されたとのことであるが、疑問点があれば特別報告者自ら問い質して確認するなどの努力もなしに、いかに供述の真実性を確認することができたのか、全く不明

 とここでもまた、クマラスワミ氏がさぼっているかのように攻撃している。

そんな黒歴史感溢れる日本政府にはクマラスワミ報告書の序文を差し上げたい。

序文

1.女性に対する暴力の特別報告者は、大韓民国と日本政府の招待で、女性に対する暴力とその原因及び結果のより広範な枠組みの中で、戦時の軍事的性奴隷制問題について高度の研究を行うため、1995年7月18日から22日の間ソウルを、1995年7月22日から27日の間東京をそれぞれ訪問した。朝鮮民主主義人民共和国の提案に基づき、その招待で、特別報告者は、同じ問題について1995年7月15日から18日の間平壌訪問をも予定していた。しかし、1995年7月25日付け書簡で同政府に連絡した通り、特別報告者は、乗り継ぎ航空便の遅延のため、朝鮮民主主義人民共和国を訪問できなかったことについて心からの謝罪と深甚なる遺憾の意を表明した。

2.同書簡で、特別報告者は、朝鮮民主主義人民共和国外務大臣金栄南(キム・ヨンナム)閣下に対して更に保証した通り、1995年7月15日から18日の間平壌を予定通り訪問した人権センターの代表、並びに特別報告者にかわって受領され、彼女に送付された詳細なすべての情報、資料及び文書を完全に信頼している。また特別報告者は、双方にとって都合のよいときに朝鮮民主主義人民共和国を訪問する意志があることも表明した。この点で、特別報告者は、朝鮮民主主義人民共和国政府の柔軟性と協力に感謝しているのであるが、同国政府は、1995年8月16日付けの特別報告者宛の書簡で、同国政府としては、朝鮮民主主義人民共和国を訪問した人権センターの代表に渡された情報、資料及び文書を、特別報告者が報告書の準備に際し、注意深く研究し、考慮に入れることを望むとした。

3.また、特別報告者は、大韓民国および日本政府によって与えられた協力と援助にも感謝の念を表明したい。同国政府は、特別報告者が客観的かつ公平に人権委員会に対して報告するに必要なすべての情報と文書を入手するために、関係分野の人々と討議できるように取りはからってくれた。

4.訪問に際し、政府代表および非政府組織代表との協議を通じて、高度の討議ができ、また戦時の軍事的性奴隷制の女性被害者と面会できたことで、特別報告者は、被害者の要求と当該諸政府の立場を深く理解できた。またそれらを通じて、特別報告者は、いかなる問題が未解決であって、さらに当面の問題事項についていかなる措置が今取られつつあるのかを、よく理解できた。

5.特別報告者は、この報告書の主題の論議が、朝鮮半島の被害者のみならず、元「慰安婦」被害者の全ケースに適用されるべきことを強調したい。特別報告者は、財政的・時間的制約のために、すべての関係国の生存被害者を訪問できなかったことを残念に思う

 「序文」ぐらい読めよ~(泣)

しかもクマラスワミ氏だけじゃなく人権センターの団員すら攻撃していると気づいているのだろうか。

そもそもクマラスワミ報告書の方が先に書かれているのである。

後出しでこれだけグダグダってのはなかなか素晴らしい黒歴史である。

決して褒めてませんが。おかげで第3章がまだ終わらない。

しかしようやく「第3章 事実面での反論」の結論に辿り着く。 

長くなったので続きます。

すみません、思いの外、第3章の3が酷かったので

続くにします。

そうです駄文使いの(偽)兎が悪いので、その点大目に見てくだされば有難いです。

ただ言い訳をすれば、もうちょっとまともな反論文書ならこれだけ引用せずにすんだんだと恨んでます。ほんま何とかならんか。

 

次回予告

心理作戦班日本人捕虜尋問報告四九号でいきなり反論文書に嘘発覚で日本政府は黒歴史感をサービスサービス。

相変わらずの例えばの貧困さに(偽)兎はどうする。(どうしよう)