加藤前ソウル支局長は言論の自由を守ろうしたのではなく守られただけ。それは記事を見ればわかる。
朴ユハ三の時にも同じように思ったが。
産経新聞および産経新聞前ソウル支局長はこの判決を不満として上告するべきです。
何故なら、加藤前ソウル支局長やその記事はウワサを虚偽であると知っていたのにもかかわらず、「噂は本当だと思った」などと取材ではのたまい、まっとうな政権批判ではなく、あえて「どこにいた?」とあおるようなタイトルで、他社のコラムの内容を改ざんするような形で、改変し、ロクでもない噂を強化するような記事や噂話を加え、ほぼ個人攻撃のような政権批判のような形を取ることでそれを逃れようとしたからです。
何故なら、産経新聞全ソウル支局長加藤達也氏は「うわさが虚偽であると知っていた」うえで「公人としての大統領の業務遂行については公的な関心事であり、名誉を傷つけたと見るのは難しい」とした上で、彼の記事は、「私人としてのパク・クネ氏から見れば社会的な評価を深刻に阻害している」とされたからだ。
この部分について「不満」としていただきたい。
正直、なんで加藤善ソウル支局長がドヤ顔してこんな言葉を吐けるのか正直分からない。
「問題があるとされたコラムについては力を持たない個人を取り上げたものではありません。1国の最高権力者の動静を題材としたものです」
この記事を読めばわかるが、大統領の動静について書かれているのはもろ朝鮮日報のパクリ部分としか言いようがない前半部分である。
そして朝鮮日報のコラムはあくまでも
「金室長が『私は分からない』といったのは大統領を守るためだっただろう。しかし、これは、隠すべき大統領のスケジュールがあったものと解釈されている。世間では『大統領は当日、あるところで“秘線”とともにいた』というウワサが作られた」
だということだ。それ以降はつまり
「秘線」とはわかりにくい表現だ。韓国語の辞書にも見つけにくい言葉だが、おそらくは「秘密に接触する人物」を示す。コラムを書いた記者は明らかに、具体的な人物を念頭に置いていることがうかがえる。
というのはあくまでも加藤前ソウル支局長の推測や感想である。
つまり加藤前ソウル支局長は「良識のある人」は、「口に出すことすら自らの品格を下げることになってしまうと考える」というほど低俗なものであり、彼が話を聞いた証券街の関係筋とかいう人が
それは朴大統領と男性の関係に関するものだ。相手は、大統領の母体、セヌリ党の元側近で当時は妻帯者だったという。だが、この証券筋は、それ以上具体的なことになると口が重くなる。さらに「ウワサはすでに韓国のインターネットなどからは消え、読むことができない」ともいう。一種の都市伝説化しているのだ。
まるで朴槿恵大統領が与党の元側近と不倫したていたかのような「デマゴミ話」を急に持ち出し、「おそらく、“大統領とオトコ”の話は、韓国社会のすみの方で、あちらこちらで持ちきりとなっていただろう。」とゲスイ感想を持ち出す。
その上でこの記事が来る。
このコラム、ウワサがなんであるかに言及しないまま終わるのかと思わせたが途中で突然、具体的な氏名を出した“実名報道”に切り替わった。
「ちょうどよく、ウワサの人物であるチョン・ユンフェ氏の離婚の事実までが確認され、ウワサはさらにドラマティックになった」
チョン氏が離婚することになった女性は、チェ・テミンという牧師の娘だ。チョン氏自身は、大統領になる前の朴槿恵氏に7年間、秘書室長として使えた人物である。
コラムによると、チョン氏は離婚にあたり妻に対して自ら、財産分割及び慰謝料を請求しない条件を提示したうえで、結婚している間に見聞きしたことに関しての「秘密保持」を求めたという。
証券筋が言うところでは、朴大統領の“秘線”はチョン氏を念頭に置いたものとみられている。だが、「朴氏との緊密な関係がウワサになったのは、チョン氏ではなく、その岳父のチェ牧師の方だ」と明かす政界筋もいて、話は単純ではない。
さらに朝鮮日報のコラムは、こんな謎めいたことも書いている。
チョン氏が最近応じたメディアのインタビューで、「『政府が公式に私の利権に介入したこと、(朴槿恵大統領の実弟の)朴志晩(パク・チマン)氏を尾行した疑惑、(朴大統領の)秘線活動など、全てを調査しろ』と大声で叫んだ」
加藤前ソウル支局長はここで急に「具体的には何のことだか全く分からないのだが」
ととぼけ出し、「それでも、韓国の権力中枢とその周辺で、なにやら不穏な動きがあることが伝わってくる書きぶりだ。」と煽る。
ちなみに本人も忘れていると思うが加藤ソウル前ソウル支局長のこの記事のタイトルは
「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」
である。
「沈没事件で朴槿恵政権内でも混乱か?」
とか
「沈没事件朴槿恵大統領の求心力の低下」
とかではない。
繰り返して書こう。
「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」
である。
朝鮮日報のコラムは「朴槿恵大統領の求心力の低下がこういう噂を生んでいる。それを払しょくするために国政運営においてもっと指導力を発揮し、信頼を回復するべきだ」ということで書かれている。デマゴミについても、事件当時の大統領の動静についてもその為に書かれている。政権批判とも言えよう。
それに対し
産経新聞社加藤達也前ソウル支局長の記事は
「朴槿恵大統領はチョン・ユンフェ氏もしくはチェ牧師ともウワサがあったくらいだから(政界筋からあったぐらいだから実際あったんだろ)、行方不明の時、両人もしくはおなじような立場で男女関係にある人間のところにいたんじゃないの?」
というようにしか読めない。
どこの飲み屋の芸能記事だ。
多分それに気づいたのだろう。急に朝鮮日報のコラムを持ち出し
ウワサの真偽の追及は現在途上だが、コラムは、朴政権をめぐって「下品な」ウワサが取り沙汰された背景を分析している。
「世間の人々は真偽のほどはさておき、このような状況を大統領と関連付けて考えている。過去であれば、大統領の支持勢力が烈火のごとく激怒していただろう。支持者以外も『言及する価値すらない』と見向きもしなかった。しかし、現在はそんな理性的な判断が崩れ落ちたようだ。国政運営で高い支持を維持しているのであれば、ウワサが立つこともないだろう。大統領個人への信頼が崩れ、あらゆるウワサが出てきているのである」
急に「朴槿恵政権のレームダック化が進んでいる」とまとめている。
その為、この記事は完全に破たんした。まとまりがつかなかったのである。
そりゃつかんだろうよ。
具体的にどこにいたというまでもなく、大統領が行方不明だったということから、ゲスイ噂を紹介して、チョン・ユンフェ氏のインタビューも紹介しそれにつなげている。
これでよくソウル支局長などつとまったのだなと思う。
だから門田氏のこの記事も全く当たらないし。
(大体m産経新聞の加藤前ソウル支局長はこの噂について「本当だと思った」と裁判前に言っているし、前述のように記事のタイトルは「大統領はどこにいた?」だからね)
再度繰り返し言おう。
これは言論の自由を守るためにも、彼や彼の記事内容にについて、もっと批判あってしかるべきだ。出なければ、それはなれ合いであり、言論の自由にあぐらをかき、守ってもらっているだけである。
彼は言論の自由を守る闘士ではなく、ただ「言論の自由を守る」という大義のおかげで自分やその記事が無批判で守られていただけである。