兎ノ森とツクラレシ花 Usagino-Mori’s Diary

小企業勤めの小市民のちみっちいココロとノウで書いてみます(仮)

高校生や大学生も自己防衛は必要だ。

高校生や大学生のアルバイトに頼る業界の自浄効果が見込まれないなら、彼らのように声を上げることが必要だと思う。被害者を増やさないためにも。

だからこういったユニオン結成はいいニュースと思う。

相談できる場所があるというのはいいことだし、高校生や大学生には労働についてよく知らない人間だって多い。

 

ホーム|ブラックバイトユニオン

 

www.asahi.com

 びっくりするのは彼らをたたいたり、日本共産党うんぬんとか、右とか左とかいう人が意外と多いこと。

ホリエモン先生はあれだけ東芝日興コーディアルの時に逮捕しねえんだとか言った割にはこの件に対しては寛容だし、やさしい。

「問題はでてこないとわからない。見えないとわからない。」ので、オリンパスという事例があったにもか変わらず東芝の事件が起きているのだ。

これだってそうだろうよ。

右とか左とかめんどくさいなあ、もう。

正直そんなことはどうでもいい。

「自分の生活や人生をまもるために何らかの方法をもつこと」の何が悪いのだろうか。

「自らの権利を主張すること」の何が悪いのであろうか。

そんなに日本共産党とか左とかいうのなら、自由民主党やらの右とかいう人たちが何故この問題を直視しなかったのだろうか。

そもそも現文科省の下村大臣は塾業界との関係が深い。さらにそういえば、安倍首相が教育再生会議とかいうのもあった。

ならば少なくとも塾業界におけるブラックバイトの実態を調査し、浄化することはできたであろう。さらに言えば、高校生であれば、十分学校生活にも関係がある。

ブラックバイトから学生を守ることだって、教育再生には大切なことだろう。

彼が労働組合を作って、アルバイトに対し、違法もしくはそれに準ずる行為に対抗しないといけないというのは、いっちゃあ悪いが、右の人たちが教育にファンタジーを展開している最中、教育を受ける側の人間を全く見てないということの証明なのではなかろうか。変えることのできる立場の人間がなにもしないのは、怠慢か黙認だろうと思うのだがどうだろう。

ブラックバイトユニオンの「解決事例」の中には、バイトではなくてもこれはだめだろうというケースも結構ある。

また、何が問題でどう解決すればいいのか。そういったポイントや解決についてのプロセスも書かれてある。実は「何をしていけばいいのかわからない」「何が問題なのかわからない」「それを誰にどうするばいいのか」といったことが分かると、結構楽になるのだ。

 解決事例|ブラックバイトユニオン

さらにはこういったキャンペーンも行っている。

ブラックバイトユニオンblog|「ブラックバイト・ハンティング」ボランティアを募集します!

 アルバイトに頼る業界の方々にはこういったキャンペーンを嫌がる人もいるでしょうが、僕はこれはその業界にとってもよいことだと思う。

業界で社会において認められるルール作りを行い、監査を行い、きちっとしていますよという業界内での自浄だってできるだろうからである。それを社会に評価してもらうことだって重要だと思う。業界内での慣習や政治的都合うんぬんで社会的に許されない行為が行われているのは問題であるからだ。

正直、今までの怠慢や黙認ののツケなのだ。それならば払った方がいいだろう。

将来に禍根を残さないためにも。

しかしこういった問題が行われるなら、保険や不動産や金融の契約のように、社会保険労務士などが、労働条件をきちんと説明したうえでの雇用契約書が必須の上、その雇用契約が適正かどうか労働基準監督署に提出、監査を受けないといけないというようなこともしないといけないだろう。当然その費用は企業側が負担だ。